今日は、子連れ🆗のオンライン交流会を開催しました。
参加者は3名で、初参加のママもお一人いらっしゃいました。
ゆっくり自己紹介の時間をもてましたが、今日は死産と流産両方体験された方が2名おり、だからこそ赤ちゃん亡くした時の施設に対応の違いに驚いた、という話しがあがりました。
小さな赤ちゃんでも大切に扱って下さり、お別れの時間も充分与えてくれた産院がある一方、死産してから数年後妊娠したものの、初期の段階で赤ちゃんの様子がおかしいから翌日また来院するよう医師から言われたママがいました。
すると翌日、違う医師から、
「一体何しに来たの?もうダメなもんはダメなんだよ」
と憮然と突き放されたそうです。
「えっ?でもお腹の赤ちゃんはどうしたら‥」と困惑しながら尋ねると、ほっておけば自分で出てくるとだけ言われ、あまりの衝撃に、診察室出たとたん我慢できず待合室で号泣してしまったそうです。
結局2週間経過しても赤ちゃんが産まれる様子はなく、不安にかられて死産した際お世話になった病院に連絡すると、心よく迎えて下さり、適切な対応をしてもらえたそうです。
この話しを聴いて、流産を告げられた母のショックや、亡くなった赤ちゃんをお腹に収めたまま待たねばならない母親の動揺や不安を、全く理解できない医師もいるのかと愕然としました。
自分のお腹に亡くなった赤ちゃんがいる、という異常な事態は、どう冷静になろうにも、受け入れ難いものです。
あの状態で、普通にご飯を食べたり、笑ったり、安らかに眠れたりは出来ないし、長引けば長引くほど、ママの心の均衡は保てなくなるのでは?と、放置された方の苦悩を思いました。
長谷川師長さんからは、自然に待つのが良いことも確かにあるのだけど、医療者の伝え方なんだよね💦本当にせつない思いをさせてごめんなさいね、と代わりに謝られました。
もうすぐベイビーロスアウェアネスウィークがやってきます。
毎年10月9日から15日は、亡くなった赤ちゃんと家族に想いを馳せる1週間です。
私達の会でも、ピンク&ブルーリボンの周知を目指す活動をされているアンジーさんからバッチを購入し、広める活動のお手伝いをしたいと考えています。
当事者のみならず一般社会の方々はもちろん、周産期医療に携わる医療者の方々にも、この活動が広まり、上記のような対応が医療現場で起きなくなることを願いたいです。
ただ、死産したママの手をにぎり一緒に泣いてくれた医師もいたり、上記のママも待合室で号泣したとき、診察に同席したナースがママに謝り、慰めてくださったそうです。そんな医療者も居てくださる事には救いを感じました。
次回は12月に開催する予定です。
まなざしカフェ ~新生児死、流産、死産を体験した親の集い~
最愛の赤ちゃんを失った時、誰もが最初はその事実を受け入れることができません。他人と関わりたくない、家族連れや赤ちゃんを見るのが耐えられない…まなざしカフェはそんな親御さんたちを対象に、助産師長谷川充子と「赤ちゃんの死へのまなざし」(中央法規出版)の著者でもある死産体験者の井上文子が、皆様が赤ちゃんのことを自由に語り、想いをシェアする場として開設しました。最初の一歩を共に踏み出してみませんか?
0コメント