第20回 ようやく対面での開催報告

2019年11月を最後に中止していた対面式のカフェ。2年半ぶりに、鎌倉のみつこ助産院で開催しました🌈

出だしから、初参加のママからみつこ助産院に到着したがお留守のようだ、と電話が入るハプニングがございましたが、数分後に長谷川助産師さんが近所から戻ってこられ、ホッとしました😂

参加者は、一名お子様の体調不良で欠席されたものの、初参加のママ2名含む5名のママが町田など遠方からも集まりました✨

不育症で流産を繰り返されたママや、早期胎盤剥離で病院駆けつけた際にはまだ心音があったのに夜間で帝王切開する医師を待ってる間に赤ちゃん亡くなり死産された方など、赤ちゃん亡くされた状況は様々でした。

その中で、今日は不育症や初期に流産された方々への医療者の対応について、話題になりました。

あるママは、流産と告げられただけでもショックなのに、医師から「何で来たの?勝手に出てくるんだから」と帰されてしまい、二週間在宅で待つ間、「どんな風に生まれてくるのか?生まれてきたらどう対応したらよいのか?何もわからず不安で不安で仕方なかった」と述べられました。

不育症のママも、流産のリスクは高いにも関わらず、「自宅で腹痛に襲われたり、危機的な状況に陥った場合の説明は事前に一切なく、常に不安で仕方なかった」と語られました💦

医師にとって流産は決して珍しいことではない出来事だとしても、患者にとってはどんな週数であってもお腹に宿った命はかけがえのない命で、たとえその命の灯火が消えてしまったとしても、大切に扱ってほしいものです。

「勝手に出てくる」という言葉事態、亡くなった赤ちゃんをヒトとしてではなく、モノとして観られている気がしてしまい切ないです🥲

長谷川さんいわく、「医療者の説明が足りな過ぎる💦初期に胎内で赤ちゃんの心音止まってしまった場合、確かに自然に生まれてくるのを待つことはあるが、事前に起こりうることを親ごさん達に説明し、対応法を伝えておうちに帰ってもらうのが一般的。なぜ病院にきた?勝手に出てくる。なんていう医師がいる事は、同じ医療者として申し訳なく思う⤵︎」とお詫びされました。


赤ちゃん失うだけでも傷を負うのに、医療者の配慮にかけた言動や説明不足で、さらに深い傷を負う親ごさんたちがいる事実を、医療者の方々にも知っていただきたいと感じた今日でした。

もちろん、素晴らしい医療者もいらっしゃることも、私達は決して忘れません。

実際に、今日も一緒に泣いてくれた医師や看護師さんに感謝されてるママ達もおり、長谷川さんの「人との出会いで一生が変わるのよね」という言葉が胸に響きました✨本当に、その通りだなあと。

アンジーさんのピンク&ブルーリボンのバッジも無事に仲間達に渡す事ができました❤️まなざしカフェでも、バッジを一つ550円で販売中です🌈ご希望の方いらしたら、ご連絡下さい!送料いただきますが、郵送も可能です。

写真のサッシェは、キャンドルインストラクターの資格をもつママが、みんなに作ってきてくれたプレゼント🎁九月には、このママさんのキャンドル制作のワークショップを開催予定なのでお楽しみに❗️

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まなざしカフェ ~新生児死、流産、死産を体験した親の集い~

最愛の赤ちゃんを失った時、誰もが最初はその事実を受け入れることができません。他人と関わりたくない、家族連れや赤ちゃんを見るのが耐えられない…まなざしカフェはそんな親御さんたちを対象に、助産師長谷川充子と「赤ちゃんの死へのまなざし」(中央法規出版)の著者でもある死産体験者の井上文子が、皆様が赤ちゃんのことを自由に語り、想いをシェアする場として開設しました。最初の一歩を共に踏み出してみませんか?