第22回 開催報告(Zoom)

本日のオンライン交流会は、ニ年前に41週で死産されたママと、二ヶ月前15週で赤ちゃん亡くされたカップルが参加してくださいました。

自己紹介のあと、初めて参加されたご夫妻の話をゆっくり伺いました。

赤ちゃん亡くなった事は悲しい事ですが、亡くなってすぐにネットで情報収集し、赤ちゃん亡くされた親御さん達から、赤ちゃんお腹にいるうちに悔いなく過ごすようアドバイスもらえたり、紹介された病院でも素晴らしいケアを受けられ、つきっきりで天使服を作ってくれた助産師さんがいて、ママは随分救われたそうです。


だからこそパパが気になり、旦那さんに父子手帳を作成し、あなたは立派なパパです、と助産師さんから退院前に渡してもらったそうです✨

ご主人が訴えられたのは、赤ちゃん亡くされた後、周囲から沢山励まし頂いたが、「一番辛いのは奥様なのだから、あなたがしっかり奥様を支えてあげて」、と言われるたびに、表面には出さないけれど、モヤモヤとし鬱積するものがあったそうです💦


パパへの声掛けは、医療者でも悩まれるところで、死産の講演会でもよく質問を受けましたが、表面的には大丈夫にみえてもパパも傷ついていることを、もっと社会に伝えていかねば、と涙を流されたパパさんを観ていて、改めて強く感じました。


11月のリアルな交流会は、アップしたとたん満員御礼となってしまいましたが、パパさん達も参加されます✨

これも時代ですかね。


我が子を亡くした悲しみは千差万別で比較できるものではありませんが、ママだからとかパパだからとか関係なく、双方に悲しみを表出できる場が必要だし、そうした場になれているのなら嬉しいね、と長谷川助産師さんと終了後、分かち合いました🌈


なお、次回は子ども可の交流会を開催しますので、もう暫くお待ちください🍀


※写真は、夫婦で娘の遺骨を持ち旅していた時代の夫。「赤ちゃんの死へのまなざし」に夫の立場から手記を綴った動機は、ママだけでなくパパの悲しみも知ってほしいし、家族ケアの視点をもちパパをおいてけぼりにしないで欲しい、と訴えたかったからでした。

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まなざしカフェ ~新生児死、流産、死産を体験した親の集い~

最愛の赤ちゃんを失った時、誰もが最初はその事実を受け入れることができません。他人と関わりたくない、家族連れや赤ちゃんを見るのが耐えられない…まなざしカフェはそんな親御さんたちを対象に、助産師長谷川充子と「赤ちゃんの死へのまなざし」(中央法規出版)の著者でもある死産体験者の井上文子が、皆様が赤ちゃんのことを自由に語り、想いをシェアする場として開設しました。最初の一歩を共に踏み出してみませんか?